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大学の教員養成課程における「地図太郎Lite」活用事例
2026.01.15
2026年1月 記事作成
■ 東京学芸大学について
東京学芸大学(東京都小金井市)は,1949年に新制大学と発足した教育学部のみの国立大学で,幼小中高の教員養成や教育支援人材の養成を中心とする国立大学です。
教員の多様化や社会の変化に対応した研究・実践を進めており,探求学習,ICT教育,環境教育など幅広い分野で次世代の教育を担う人材を育成しています。
教師養成を中心としながらも、教育の多様化や社会の変化に対応した研究・実践を進めており、探究学習、ICT教育、環境教育など幅広い分野で次世代の教育を支える人材を育成しています。
URL:国立大学法人 東京学芸大学
本事例では、中等教育専攻・社会科を学ぶ学生がGISを活用し、「地図太郎Lite」を授業・実習・指導案づくりに応用する取り組みをご紹介します。
- 目次
授業でのGIS基礎教育に活用
東京学芸大学の社会科教室が開設する中等社会科地歴科教育法(地理教育)の授業では、中等社会科や高等学校地理歴史科で求められるICT・GIS活用を視野に入れ、「地図太郎Lite」が教材として採用されています。
授業では、「授業づくりの方法(ICT活用を含む)」の回において、学生が「地図太郎Lite」を使い、地図の使い方や地域データの可視化を通じてGISの基礎を実践的に学習。
その後、グループでの授業構築や学生自身が担当する授業の指導案作成に応用しています。
ブラウザ上で動作する「地図太郎Lite」は、インターネット環境さえあればどこでも利用可能。
特別な機材やソフトのインストールが不要なため、授業環境に左右されず、柔軟に活用できる点が高く評価されています。
授業支援と実践的な学び
東京カートグラフィックでは、年に1回、同大学の授業にゲスト講師として参加し、地図太郎Liteの操作方法や実践事例、教材への応用例について紹介しています。
受講された学生は、地図太郎Liteを活用しながら地域や世界を多角的に考察し、指導方法や指導案、授業構築の幅を広げる実践的な学びに役立てていただいています。
この授業の様子は、東京学芸大学の「大学案内2026」にも取り上げられています。

△実際授業風景の様子※
※授業風景(写真)について:東京学芸大学での授業風景です。もとの写真は撮影者から提供を受けたもので、「大学案内2026」(東京学芸大学,p.36)に使われているものと同様のものです。
「地図太郎Lite」の活用意義
教員養成課程では、将来の教育現場で地図をどのように活用できるかを考える取り組みが行われています。
授業では「地図太郎Lite」を用いて、地理的な情報の整理や表現、ICTを活用した教材づくり、複数の地理情報を重ね合わせて考察するなど、地図を使った学びを実践されており、これまでに、この授業から地図太郎Liteを活用した授業案が作成されたほか、実際の教育実習で活用された事例もあり、大学での学びが現場での授業づくりに生かされていることが伺えます。
― ― ―私たちとしても、こうした学びが、地理教育や探究的な学習の広がりや充実につながると嬉しいです。
地理教育と「地図太郎Lite」のこれから
「地図太郎Lite」は、GISの基礎を学ぶ教材として、また教育実践の中で地図を活用するためのツールとして、教員養成の現場でも効果的に活用できるものとなっています。
東京学芸大学での取り組みは、将来の教育現場における地図活用の可能性を示す一例といえます。
一方で、学校ごとのICT環境や授業時間、カリキュラムとの調整など、地図ツールを授業に組み込む際には、まだ工夫の余地も少なくありません。
だからこそ、先生方の実践や学生の試行錯誤に学びながら、「無理なく授業に組み込めること」「地図を通して考えが深まること」を大切に、改善を続けていきたいと考えています。
授業づくりや学生の学びをささえる場面に寄り添い、地理教育や探究的な学習の広がりに小さくても役立つことができれば幸いです。
本ページでも、授業案や教育実習での活用例、先生や学生の声など、新しい情報を今後も紹介していく予定です。






